私は小学校高学年から化粧に興味を持ち始め、色々と調べました。
当時流行ったつけまつげの人気ブランド。
最新のチークやアイシャドーのカラー。
できるだけ明るく、かつ自然な色合いのファンデーションのメーカー。
色んな化粧品を試しては使い。自分の知らない化粧品はこの世にないと過信したこともありました。
そんな私も社会人になりました。
相変わらず奇抜なメイクが大好きでしたが、会社では控え目にしていました。
会社の同僚の色白のYさん。皆「可愛い。」「肌綺麗だね。」と彼女のことを褒めています。
私も純粋にYさんのことが羨ましくてたまりませんでした。
「どこの化粧水を使っているの?」「毎日しているスキンケア方法は?」とYさんに尋ねました。
「私は特に化粧品は使っていないかな。肌が弱いから。」と応えたYさん。
化粧品を使う=綺麗になると信じていた私には衝撃の言葉でした。
私の昔からの友達と休日に会った時、同僚Yさんの話をしました。
友達から「私はその人知らないけど、そう言ってるあんたはどうなの?」と言われました。
「え?何が?」と言った私に友達が。
「鏡で顔見た?今日もニキビと傷で赤くなってるけど。あんたも化粧、少し休んだ方が良くない?」
言われてからハッとなった自分の顔のニキビと発疹。
一生懸命ファンデーションで隠していましたが、それを機に化粧を休んでスキンケアに力を入れるようになりました。